トウバナ(塔花)

Clinopodium gracile


トウバナ

  • 科名・属名 : シソ科 トウバナ属

  • 特徴 :
     茎は細く束生し、基部は地を這う。
     葉は対生し、卵形〜広卵形、長さ1〜3cm、幅1〜2cm。鈍頭で基部は円く、浅い鋸歯があり、ほとんど無毛。葉柄は0.5〜1.5cm。
     花は輪状に数段つき、唇形花、花冠は淡紅色で長さ5〜6mm。
     萼は唇形で長さ3〜4mm、脈上に短毛がある。

  • 分布・生育地 :
     本州〜沖縄 (国外:朝鮮、中国)
     やや湿った田の畦や道端

  • 花期 :  5〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     2005年5月20日  兵庫県城崎郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花 2016年4月16日  鹿児島県鹿児島市
     下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     初夏の頃からやや湿った道路端などでよく見かける。
     丸みのある花穂から、虫眼鏡でも使わないと花の形がわからないような小さな赤紫色の花がいくつか段になって咲いている。
     そのつもりで向き合わないと、未撮影や撮り直しリストに載ってしまいそうな目立たない花である。
     結局、全体は撮っていたものの、花や葉の撮影はすっかり遅くなってしまった。

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花

葉