ツクバキンモンソウ(筑波金紋草)

Ajuga yesoensis var. tsukubana


ツクバキンモンソウ1

  • 科名・属名 : シソ科 キランソウ属

  • 特徴 :
     草丈5〜10cmの多年草。
     ニシキゴロモの変種で、花は淡紫色〜淡青紫色。ニシキゴロモに比べ花冠の上唇が短くて1mm程度で、先は半円形になり、分裂しない。
     また、ニシキゴロモが主に日本海側に分布するのに対し、本種は太平洋側に分布する。
     花の白いものがあり、
     ウドキランソウ(f.alba)という。

  • 分布・生育地 :
     本州(太平洋側)、四国、九州(大分県) (国外:日本固有)
     山地や丘陵地の林下

  • 花期 :   4〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1984年5月20日  茨城県筑波山
     中上・全体2    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花 2007年4月15日  東京都奥多摩
     左下・ウドキラン 1997年5月5日  静岡県天城山
     右下・葉 1984年5月20日  茨城県筑波山

  • 撮影記 :
     ニシキゴロモと変種関係にあり、主にに太平洋側に見られる。
     ニシキゴロモに比べると花冠の上唇が短く、葉の表面脈上に紫色が強く出るのが特徴である。
     全体の写真は、この花の学名の由来になっている筑波山で撮影したものを使用した。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ツクバキンモンソウ2

花

ウドキランソウ