ヤクシマシソバタツナミ(屋久島紫蘇葉立浪)Scutellaria laetviolacea var. yakushimensis |
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草丈5〜10cmの多年草。 茎はしばしば倒伏する。 葉は三角状卵形でやや多数つき、長さ1〜2cm。幅0.8〜1.5cm。1cm程度の葉柄があり、縁には粗い鈍鋸歯がある。 花は頂生の花序となり数個の花をつける。花冠は青紫色で長さ1.5cm程度、基部でほぼ直角に曲がる。 シソバタツナミの変種で、全体に小型で、茎はしばしば倒伏し、葉の数が多いという特徴がある。 別名 ヤクシマナミキ、ヤクシマタツナミ 屋久島 やや湿った林下 2007年6月30日 鹿児島県屋久島 下 同 上 いつもなら、すれ違う車も多く、駐車場もスペースを探すのに苦労するのに、梅雨時の山は登山者も敬遠するのか、午後という時間帯のせいか1台も駐車していなかった。 下界は晴れていたが、山は降ったらしい。登山道がびっしょり濡れている。目的の花はないかと目を凝らしながら進む。 この時期思ったより花は少ない。期待が大きかっただけにショックも大きい。 すると、登山道際に青紫色の花が見えた。ヤクシマシソバタツナミ(ヤクシマナミキ)だ。所々に花が見られる。秋に撮影した写真が多いので、その時期とばかり思っていた花だ。落ち込んでいた気持ちもいくらか明るくなった。 帰って調べると、花期は長いようで、標高の低い場所は早い時期から咲き始めることが分かった。 同じ科の仲間の花 |