ヤマトウバナ(山塔花)

Clinopodium multicaule


ヤマトウバナ1

  • 科名・属名 : シソ科 トウバナ属
     注.APG分類ではクルマバナ属、学名(C. multicaule var. multicaule)

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの多年草。
     茎は束生し、やや斜上する。
     葉は対生、葉身は卵形〜長卵形、長さ2〜5cm、幅1〜2.5cm。先はやや尖り、基部はくさび形、縁には粗い鋸歯があり、疎らに毛がある。葉柄は3〜10mm。
     花は茎頂に0.5〜2cmの短い花序に普通1個の唇形花をつける。花冠は白色でわずかに紅色を帯び、長さ7〜8mm、上唇は浅く2裂し、下唇は3裂する。萼は長さ約6mm、萼筒にはまばらに短毛がある。
     果実(分果)は倒卵円形で平滑、長さ約1mm。

  • 分布・生育地 :
     本州(東北地方南部)〜九州 (国外:韓国(済州島、莞島)
     山地の木陰

  • 花期 :   6〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2003年6月7日  福井県三方郡
     中・全体2 2018年7月3日  神奈川県箱根
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花    同  上
     右下・葉 2020年7月2日  静岡県富士山

  • 撮影記 :
     やや暗い樹林下で咲く白い花の撮影は、本当に難しい。
     露出計の指示通りでは花が色飛びするし、花に露出を合わせれば暗くなり、全体に青カブリする。逆に木漏れ日がスポットで当たっている状態は、人の目には素晴らしく雰囲気のある光景であるが、うまく撮れたためしがない。
     ストロボやレフ板で補助光を当てたりして工夫してみるものの、万全を期して何枚も写さざるを得ず、多くのカットが無駄になってしまう。
     フィルムの柔らかな表現力は素晴らしいが、こんな時や細部のアップなどはデジタルが力を発揮する。

  • 葉

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ヤマトウバナ2

花