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- 科名・属名 : スイカズラ科 ガマズミ属
注.APG分類ではレンプクソウ科(ADOXACEAE)
- 特徴 :
高さ2〜5mの落葉低木。
枝は開出し、樹皮は灰褐色で、若枝には硬い開出毛と星状毛がある。
葉は対生し、倒卵形〜円形で、長さ5〜14cm、幅3〜13cm。先は短鋭尖頭で基部は広いくさび形〜円形、縁には浅い鋸歯があり、両面に毛があり、特に脈上には多い。裏面には腺点が密生する。葉柄は1〜3cm。
花は枝先に径5〜12cmの散房花序となり、白くて小さな花を多数つける。花冠は車状で径5〜8mm、先は5裂して平開する。花序の軸には開出毛か星状毛が密生する。
果実(核果)は広卵形で長さ6〜8mm、赤熟し光沢がある。
- 分布・生育地 :
北海道(西南部)〜九州 丘陵地、山地
- 花期 : 5〜6月
- 撮影月日・場所 :
2003年6月22日 長野県上伊那郡 中・花 同 上 下・果実 1997年10月19日 東京都高尾山
- 撮影記 :
初夏の山地を白く彩ってくれる花であるが、この時期白い花は多数あり、小さい花が多数集まって咲いていてもあまり印象に残る花ではない。
逆に果実の時期になると、下の写真のように小さいながら赤く光沢のある実が多数まとまってつき、それなりに人目を惹く。
樹の花や果実にあまり目を向けてこなかったが、この花や実は何とか撮影していた。
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