ハコネウツギ(箱根空木)

Weigela coraeensis


ハコネウツギ

  • 科名・属名
  • : スイカズラ科 タニウツギ属

  • 特徴

  •  高さ4〜5mの落葉低木。
     枝は下部でよく分枝して稜があり、樹皮は灰褐色〜灰黒色で縦に裂けて剥がれ落ちる。
     葉は対生し、広楕円形〜広卵形で、長さ6〜16cm、幅4〜8cm。先は尖り、縁には細かい鋸歯があり、質はやや厚く、表面には少し光沢が、裏面脈上だけに毛がある。  花は枝先や葉腋に2〜3個ずつつき、白色で後に紅色に変わる。花冠は長さ3〜4cm、漏斗状で先は急に鐘形に広がり5裂する。
     果実(刮ハ)は円筒形で、長さ約3cm。

  • 分布・生育地

  •  北海道(南部)〜九州
     沿海地の林

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2012年5月30日 神奈川県三浦市
     中 2012年5月30日 神奈川県城ヶ島
     下左・花   同 上
     下右・葉   同 上

  • 撮影記

  •  ハコネ(箱根)の和名がつけられているが、「神奈川県植物誌」によると箱根にはほとんど生育していないとのこと。
     海岸近くの林に多いということで、同じ神奈川県の三浦半島に花の撮影に出かけた。
     海岸近くの林を見て歩くと、群落になっていることはないが、ポツポツと花が見られる。
     まだ花期としては少し早いのか、後に紅色となるらしいがほとんどの花が白色だった。

    葉

    同じ科の仲間の花
花1

花2