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- 科名・属名 : スイカズラ科 スイカズラ属
- 特徴 :
高さ1m前後の落葉小低木。
枝は密に分岐し、若い枝には短い屈毛がある。
葉は対生し、楕円形〜広楕円形で長さ5〜30mm、幅2〜12mm。先は鈍頭で基部はくさび形。縁は全縁で両面に短い屈毛がある。葉柄は長さ1〜3mm。
花は枝先の葉腋から細い花柄を出し、濃紫紅色の花を2個ずつつける。花冠は鐘形で長さ6〜8mm、先は5浅裂する。
果実(液果)は球形で2個ずつ並ぶが離生し、径4〜6mm、赤熟する。
- 分布・生育地 :
本州(八ヶ岳、南アルプス) (国外:日本固有) 標高2000〜2500mの高山
- 花期 : 5〜6月
- 撮影月日・場所 :
2015年6月1日 長野県 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、以下全て 同 上
- 撮影記 :
この年、春先から初夏に掛けて温度の高い日が続き、全ての花の花期が1週間〜10日ほど早まっていた。
もしかしたらもう終わっているのではないかと、心配しながら標高2000mを越える自生地に向かう。
最初に見つけた株は終わりがけの花が1花着いているのみ、やはりと思いつつ奥に進む。
すると、高さ1m程度の小さな木にいくつか花が着いているのが目に入りホッとした。
東北に分布するヤブヒョウタンボクの変種で、葉が小さく、花柄が短いのが特徴。
本州中部の標高2000〜2500mの高山帯に稀に産する。
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