クロミノウグイスカグラ(黒実の鶯神楽)

Lonicera caerulea subsp. emphyllocalyx



  • 科名・属名 : スイカズラ科 スイカズラ属

  • 特徴 :
     高さ約1mの落葉低木。
     枝や花柄は無毛か細毛または長毛がある。
     葉は対生し、卵形〜長楕円形、長さ2〜8cm、幅1〜3cm。普通両面に毛がある。
     花は短い花柄の先に2個ずつ下向きに咲き、花冠は黄白色、漏斗形で長さ1〜1.5cm、先は5裂する。花冠や苞は有毛。
     果実(液果)は楕円形〜卵形、長さ1.2〜1.5cm、粉白を帯びた黒紫色に熟す。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜本州(中北部) (国外:千島、朝鮮、中国)
     亜高山〜高山帯の湿った場所

  • 花期 :   5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     2016年5月23日  栃木県日光
     中、以下全て    同  上
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     よく似たケヨノミが若枝に長い軟毛があるのに対し、本種は無毛であること(毛があることもある)が違いとされているが、同一種という考え方もあるようだ。
     黒紫色に熟す果実は甘く、北海道ではハスカップとして栽培され、生食やジャムなどに加工されて販売されている。
     日光の湿原にあるこの花の花期が5月末〜6月初めと知り、今年の花期を考慮し少しは早めに出かけた。
     ところが、予想以上に花期が早まっていて、満開の状態には出会えず、咲き残りの花をやっと撮影した。

  • 葉

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花序

花