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- 科名・属名 : スイカズラ科 ガマズミ属
注.APG分類ではレンプクソウ科(ADOXACEAE)
- 特徴 :
高さ1〜3mの落葉低木。
枝はよく分枝し、樹皮は灰褐色〜灰色、若枝は帯赤色で無毛。
葉は対生し、卵形〜長楕円状披針形で、長さ3〜7cm、幅1.5〜4cm。先は鋭尖頭、基部は円いか広いくさび形、縁には粗い鋸歯がある。表面は無毛で、裏面は脈上に長い絹毛がある。葉柄は長さ3〜8mm。
花は枝先に散房花序となって3〜30花が疎らにつき、花冠は白色で時に紅色を帯び、広椀形で径6〜9mm、先は5中裂する。
果実(核果)は球形〜楕円形で、長さ5〜8mm、赤熟し光沢がある。
- 分布・生育地 :
本州〜九州(日本海側除く) (国外:日本固有) 山地の林内、林縁
- 花期 : 4〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2014年5月12日 東京都青梅市 中上・全体2、中下・花 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・果実 2016年10月31日 東京都八王子市 右上・葉(表) 2014年5月12日 東京都青梅市 右下・葉(裏) 2023年4月19日 東京都高尾山
- 撮影記 :
奥多摩にある樹の花を撮影に出かけた。少し時期が遅いかなと思っていたが、何とか間に合い、満足して帰途に着いた。
なだらかな山道をのんびり歩いていると、山側からやや垂れ下がり気味に枝を広げ、咲き始めの白い花がが目に入った。
樹の花は知らないものが多いが、何となくこの花であるような気がした。帰って調べるとやはりその通りだった。
変わった和名はどんな由来で、どんな字を当てるのか、よくわからない。
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