タイワンソクズ(台湾そくず)

Sambucus formosana


タイワンソクズ

  • 科名・属名
  • : スイカズラ科 ニワトコ属

  • 特徴

  •  草丈1〜1.5mの多年草。
     葉は対生し、奇数羽状複葉で、小葉は5〜7個で長さ5〜17cm、幅2〜6cm。
     花は大型の散房状集散花序になり多くの小さい花をつける。花冠は白色で、径3〜4mm。花序の所々に黄色の細長い腺体がある。
     果実は液果状で赤熟し、3〜5個ある小核にまばらに小突起がある。

  • 分布・生育地

  •  九州南部〜沖縄 道路端や荒地

  • 花期
  • : 6〜8月?

  • 撮影月日・場所

  •  2005年6月10日 沖縄県石垣島
     アップ 204年7月8日 同 上

  • 撮影記

  •  薬用のソクズそっくりで、八重山諸島では何度か見かけたが、道路端や林縁にぽつぽつ生えていた。
     最初に見たときはソクズかとも思ったが、島の植物は変種や亜種とされている場合が多いので、念のためと撮影しておいた。帰って調べたらやはり別種で見逃さなかったことにホッとした。
     その後も何度か見かけたが、蝶が好きな花のようで、ベニモンアゲハカラスアゲハが入れ替わり立ち替わり吸密に訪れていた。

    同じ科の仲間の花
花アップ