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- 科名・属名 : ツツジ科 ツツジ属
- 特徴 :
高さ2〜6mの落葉低木。
樹皮は灰黒色〜灰褐色、若枝は赤褐色で無毛。
葉は枝先に5個輪生し、葉身は広楕円形、長さ2〜5cm、幅1.5〜3cm、展開したばかりの葉は外側に巻く。先は短く尖って先端に腺状突起があり、基部は鋭形、縁には開出する長毛がある。表面は主脈上に短毛が疎らにあり、裏面は主脈下部に長毛が密生する。葉柄は長さ3〜5mm、長毛と短い腺毛が散生する。
花は枝先に1〜2個が葉の展開前に咲き、花冠は明るい淡紅紫色、広く開いた杯形で径5〜6cm、5深裂する。裂片は倒卵形で先は浅く2裂するか凹む。雄しべは10本、上側の5本は長く、下側の5本は短い。花糸は淡紅紫色で基部には軟毛が散生し、子房は無毛。花柄は長さ5〜13mm、開出する長い腺毛が散生する。
果実(刮ハ)は円柱形で長さ1.5〜2cm、幅8蚊らmm、無毛。
- 分布・生育地 :
本州(福島〜三重県) (国外:日本固有) 深山の岩地、尾根筋
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2008年5月4日 群馬県赤久縄山 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・全体2 1980年5月5日 栃木県桐生市
- 撮影記 :
GWの頃、関東地方周辺の山に登ると、岩地の斜面や尾根筋でまだ芽吹き前の枝に数多くの花をつけた淡紅紫色のツツジが目に付く。
天気のいい日は背景の青い山並みや空、白い雲をバックに気持ちのいい写真が撮れる。
群馬県西部の山で撮影した上の写真もこれで十分と思える一枚となったが、それに酔いしれ花のアップなど細部を撮るのをすっかり忘れてしまった。
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