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- 科名・属名 : ツツジ科 ツツジ属
- 特徴 :
高さ6〜7mになる常緑低木。
枝はよく伸び、若枝には白い綿毛がある。
葉は互生し、葉身は長楕円形、長さ10〜15cm、幅2.5〜4cm。先は尖り、基部はくさび形で葉柄に流れ、質は厚くて革質、若い葉の表面には白色の綿毛があり、成葉の裏面には淡灰褐色の枝状毛がやや薄く一面に生える。葉柄は長さ1〜2.5cm。雄しべは10本、花糸は下半部に短毛がやや密に生え、子房は長毛が密生し、花柱は無毛。葉柄は長さ1〜2.5cm。
花は枝先の短い総状花序に5〜12個つき、花冠は漏斗状鐘形、紅紫色で径4〜6cm、普通5裂するが6〜7裂のものも混じる。
果実(刮ハ)は円柱形で長さ1.5〜2cm。
花が白色のものが稀にあり、
●シロバナアマギシャクナゲ(学名未定)(下左の写真)という。
- 分布・生育地 :
本州(伊豆半島) (国外:日本固有) 山地の岩場や林内、林縁
- 花期 : 5〜6月
- 撮影月日・場所 :
2014年5月24日 静岡県伊豆半島 中上・淡紅紫色花 同 上 (上、中上、下左は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花、以下全て 同 上
- 撮影記 :
満開の株の前でカメラを構えていると、「今年は7年振りの当たり年だ」という声が聞こえてきた。
花見に来ていた地元の方に話しを聞くと、「毎年来ているがここ数年はパラパラしか咲かなかった。今年は素晴らしい花つきで、昨日のTVでも放映された」とのこと。
思った以上に登山客が多く、この時期これが普通かと思っていたが、TVのせいかと納得した。
ツツジ科の花、特にシャクナゲの仲間は花の当たり外れが多く、観光ポスターなどに惹かれて出かけてみるとガッカリすることも多いが、この年は大当たりだった。
満開の花のトンネルを歩いていくとわずかながらシロバナも見られた。
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