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- 科名・属名 : ツツジ科 ツツジ属
- 特徴 :
高さ3〜6(〜10)mの落葉低木〜高木。
幹は直立し、時には径25cmにもなり、若枝や葉柄には淡褐色の長毛が密生する。
葉は枝先に3個輪生し、葉身は菱形状円形、長さ5〜9.5cm、幅4〜9cm。先は鋭く尖り基部は鈍形〜円形、中央付近が最も広い。質は厚く、全縁、両面に長毛が散生し、裏面脈上には密生する。葉柄は長さ3〜5mm。
花は枝先に2〜3個つけ、朱赤色〜朱色で上面内側に濃色の斑点があり、花冠は径5〜6cm、漏斗形で先は5深裂する。萼や花柄には淡褐色の長毛が密生する。
雄しべは10本で長短があり、花糸は淡紅色で無毛、花柱の基部と子房には長毛が密生する。
果実(刮ハ)は歪んだ円柱形、長さ1.8〜2cm、幅6〜7mm。
- 分布・生育地 :
本州(伊豆半島) (国外:日本固有) 山地の林内
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2012年7月10日 静岡県天城山 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・花 同 上
- 撮影記 :
高山系の種類を除くと最も開花時期の遅いツツジで、6月下旬〜7月中旬頃に花を咲かせる。
この時期はちょうど梅雨の時期、天気予報を気にしてなかなか撮影に出かける機会がなかった。
梅雨の中休みで珍しく晴れの予報の日、思い切って天城山に出かけた。
見つかるかどうか、時期が遅めなので咲いているかどうか心配だったが、登山道からもはっきり朱赤色の花の咲いているのが見られホッとした。
花は鮮やかな朱赤色の上、直径も大きい花なので見栄えがする。
更に進むと、登山道に点々と落下した花が見られ、見上げると樹上の濃い緑の中に点々と咲き残りの花が見られた。
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