アオノツガザクラ(青の栂桜)Phyllodoce aleutica |
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高さ10〜30cmの常緑小低木。 葉は広線形で、長さ8〜15mm、幅約1.5mm。縁に細かい鋸歯があり、裏面の主脈に白い毛が密生する。 花は枝先に4〜10個下向きにつき、花冠は黄緑色で壺形、径6〜7mm。萼片は広披針形で緑色。萼や花柄には密に腺毛がある。 北海道〜本州(中部地方以北) 高山の雪渓脇の草地や岩場 1985年8月2日 長野県白馬岳 アップ 1981年7月12日 同 上 高山植物といっても、本州では高山でしか見られない花も、北海道では低地で見られる花も多い。そんな中で、ツガザクラの仲間は北海道でも高い山に分布する本当の高山植物だ。 黄緑色の小さな花は、中部地方以北の高山では割合に普通に見られる花で、群生していることが多い。 同じ科の仲間の花 |