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- 科名・属名 : ツツジ科 ツツジ属
- 特徴 :
高さ1〜2mの落葉低木。
若い枝には開出した長い腺毛と短毛が生える。
葉は互生し、枝先に集まってつき、葉身は楕円形〜狭楕円形、長さ2.5〜5cm、幅1〜2cm。先は短く尖り、基部は鋭形、縁には鈍い鋸歯があり、細毛が生える。表面には毛が散生し、裏面は粉白色で脈上に長い腺毛がある。葉柄は長さ5〜10mm、開出する腺毛と短毛が生える。
花は葉の展開後に開花し、枝先の花芽から1個ずつ咲き、花冠は白色で上側裂片の内側に赤色の斑点があり、広漏斗形で皿形に広く開いて先は浅く5裂し、径約2cm。雄しべは5本、上の2本は短く、花糸に白軟毛が密生し、下の3本は長く、白毛がある。花柄は長さ約5mm、腺毛と短毛が密生する。
果実(刮ハ)は卵状球形で長さ約4mm、褐色の腺毛が生える。
- 分布・生育地 :
北海道(南部)〜九州 (国外:日本固有) 山地林縁
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2013年6月23日 埼玉県飯能市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、下・葉 同 上
- 撮影記 :
梅雨時、低山地の林縁や林下で咲くが、葉陰でひっそり咲く上に花数は少ないのであまり目立たない。
そんなせいもあって長いこと撮影していなかったが、関東でも周辺部の山地で見られることから、梅雨の合間を狙って出かけた。
飯能市の山は気持ちのいいハイキングコースであるが、足元が滑り天気も変わりやすいこの時期は歩く人も少ない。
しばらく歩くと登山道際に点々とこの花が見られたが、咲き初めのせいか絵になる花は少なかった。
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