ハリガネカズラ(針金蔓)

Gaultheria japonica


ハリガネカズラ

  • 科名・属名
  • : ツツジ科 シラタマノキ属

  • 特徴

  •  常緑の小低木。
     茎は地を這い、密着した硬い毛が多い。
     葉は互生し、倒卵状楕円形で長さ5〜10mm、幅3〜6mm、革質で表面に短い毛が散生する。
     花は葉腋に1個つき、花冠は白色、鐘形で長さ約2mm、先は4裂する。
     果実は白色の液果状で、長さ5〜7mm。

  • 分布・生育地

  •  本州(中北部) 亜高山の針葉樹林下

  • 花期
  • : 6月

  • 撮影月日・場所

  •  1978年7月29日 岩手県早池峰山

  • 撮影記

  •  雨で一層暗くなった林下、足元に注意しながら下っていると、地表を這った枝の先に白い果実がついているのが目に入った。
     下山寸前で残りわずかなフィルムを撮りきってしまおうと、雨の中ストロボを使って撮影したが、暗すぎることもあって綺麗には撮れなかった。  それ以降も何度かお目にかかった記憶はあるのだが、撮影していたのはこの時のカットだけだった。

    同じ科の仲間の花