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 - 科名・属名 : ツツジ科 ツツジ属
  
 - 特徴 :
  高さ1〜3mの落葉低木。 
 若枝には淡褐色の開出毛と腺毛がやや蜜に生えるが、後無毛。 
 葉は互生し、数個枝先に集まってつき、葉身は倒卵形〜倒披針形、長さ4〜11cm、幅3〜6cm。先は尖り、基部はくさび形となって葉柄に流れ、縁には細かい鋸歯と腺毛がある。両面に剛毛が散生し、裏面主脈や側脈の基部沿いに開出する白色の軟毛がやや密生する。葉柄は長さ1〜3cm、淡褐色の長毛が散生する。 
 花は葉の展開前か展開と同時に開花し、枝先に1〜4個集まってつき、花冠は漏斗形で径3〜4cm、5深裂する。花弁は鮮紅紫色〜濃紅紫色、上側内面に濃色の斑点がある。雄しべは10本、うち5本は短く花糸の基部に白毛が密生する。花柱は無毛、子房は腺毛が密生する。花柄は長さ1〜2cm、腺毛が密生する。 
 果実(刮ハ)は長卵形、長さ8〜10mm、淡褐色の腺毛が密生する。  
 - 分布・生育地 :
  北海道〜本州(中北部の主に日本海側) (国外:日本固有)  山地〜亜高山帯の林内、林縁  
 - 果(花)期 : 4〜6月
  
 - 撮影月日・場所 :
  上・全体1 2005年6月4日  長野県白馬山麓  中上・全体2 2005年6月25日  秋田県秋田駒ケ岳  (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)  中下・全体3 1997年6月15日  北海道夕張山地  左下・花 2012年5月17日  山形県鶴岡市  右下・葉 2024年6月20日  群馬県尾瀬  
 - 撮影記 :
 
 最初にこの花を見かけたのは尾瀬の林内だった。花は末期で記念に1カット撮影しただけだった。 
 アップするに当たって過去の記録を調べると何枚か写真はあったが、まともな写真は全くなく、記念に撮影した尾瀬のカットをトップにせざるを得なかった。 
 これまで多くの花を撮影してきているが、その花の特徴がわかる細部まで撮影できている花は少ない。特に、木本類や撮影を始めた頃にその傾向が強い。 
 これからは、その花のより美しい状態の姿と、特徴ある細部の撮影に力を入れていきたい。  
 
  
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