- 科名・属名 ： ツツジ科 ネジキ属
- 特徴 ：
高さ２〜７ｍの落葉低木〜小高木。
樹皮は灰黒褐色〜褐色、縦に割れ目が入り、薄く剥れる。生長すると幹が縦にねじれる。
葉は単葉で互生し、葉身は広卵形〜長卵形、長さ４〜１０ｃｍ、幅２〜６ｃｍ。先は尖り、基部は円形〜やや浅心形、縁は全縁。質は薄く、両面に伏した毛が散生し、裏面主脈の下部に開出する白毛がやや密生する。葉柄は長さ５〜１５ｍｍ、上側に軟毛が散生する。
花は前年枝の葉腋から細長い長さ４〜６ｃｍの総状花序を横に伸ばし、下向きに白い花を多数つける。花冠は筒形で先はやや狭まり、長さ７〜１０ｍｍ。先は浅く５裂し、裂片は広卵形で反曲し、外側には短い軟毛が散生する。
雄しべは１０本、花糸は途中1回蛇行し、子房は白い軟毛があり、花柱は無毛。
果実（刮ﾊ）は上向きにつき、やや扁平な球形で５本の縦に走る太い条があり、径３〜４ｍｍ。種子は長楕円形で両端が尖り、長さ０．８〜１ｍｍ。 - 分布・生育地 ：
本州（東北地方南部以南）〜九州 （国外：台湾、中国）
丘陵〜山地の乾いた尾根、岩場 - 花期 ： ５〜６月
- 撮影月日・場所 ：
上・全体１ 2016年5月18日 愛知県豊橋市
中上・全体２ 2013年6月2日 佐賀県唐津市
(上、中上は拡大写真あり、写真をクリック）
中中・花１ 2013年6月9日 福井県敦賀市
中下・花２ 2015年5月25日 東京都八王子市
左下・果実 2016年10月31日 同 上
右上・葉 2014年5月18日 愛知県豊橋市
右下・幹 2013年6月9日 福井県敦賀市 - 撮影記 ：
生長すると右下の写真のように幹がねじれることから和名がつけられている。
花も葉腋から伸びた枝に白い壷形の花が並んでつき、可愛らしい花である。
関東地方辺りでも、初夏の頃丘陵地などで白い小さな提灯が沢山ぶら下がっているのをよく目にする。
花は下向きに咲くが、果実は上向きになるという変わった性質を持っている。
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