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- 科名・属名 : ツツジ科 ツツジ属
- 特徴 :
高さ1.5〜2.5mの落葉低木。
葉は枝先に3個輪生し、葉身は菱形状円形、長さ3〜6cm、幅2〜5cm。先は尖り、基部はくさび形、全縁。表面には軟毛が散生し、裏面には全体にあり、特に葉脈には淡褐色の毛が密生する。葉柄は長さ3〜5mm、軟毛が密生する。
花は葉の展開前か同時に枝先に1〜3個つき、花冠は紅紫色、径約3cm、先は中ほどまで5裂し、上面内側に濃色の斑点がある。花柄は5〜10mm、褐色の軟毛が密生する。
雄しべは7〜8本、長短があり、花糸や花柱は無毛、子房には淡褐色の軟毛が密生する。
果実(刮ハ)は曲がった円柱形、長さ11〜17mm、幅2〜4mm、淡褐色の軟毛が密生する。
- 分布・生育地 :
四国 (国外:日本固有) 温帯上部〜亜寒帯の山地
- 花期 : 5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2009年4月26日 徳島県剣山 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、下・若い葉 同 上
- 撮影記 :
4月末、剣山に登ると何と雪、それも舞うと言うより本格的な降り、見る見るうちに薄っすらと積もり始めた。
格好は春の装い、寒さと雪が積もった状態では撮影にならない、早々に引き上げることにした。
戻る途中、まだ芽吹きの少ない林道際でピンクのミツバツツジが咲いていた。
場所が場所だけにツルギミツバツツジだろうと思いカメラを向けた。
ただ、雪が小雨に変わり、咲いている場所も崖の際で側まで近づくことができず、本種との確証は得られなかった。
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