ツルコケモモ(蔓苔桃)

Oxycoccus quadripetalus


ツルコケモモ

  • 科名・属名
  • : ツツジ科 ツルコケモモ属

  • 特徴

  •  高さ5〜10cmの常緑の矮性低木。
     茎は細くミズゴケの上を這う。
     葉は互生し、革質で卵状長楕円形または狭卵形、やや大きく長さ5〜15mm。
     花は葉の付根から1〜4本の細い花茎を伸ばし、淡紅色の花が下向きに咲く。花冠は深く4裂し、大きく後に反り返る。
     下の写真のように花の白いものを
     ●シロバナツルコケモモ(f. leucanthus)という。

  • 分布・生育地

  •   北海道〜本州(中部地方以北)
     亜高山〜高山帯のミズゴケ湿原上

  • 花期
  • :  6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •   1990年6月24日 北海道霧多布湿原
     白花 1984年7月15日 群馬県尾瀬ヶ原

  • 撮影記

  •  ミズゴケの上に茎を這わせ、そこから細い花茎をあげ、ピンクの可愛い花を咲かせる。
     小さい上に写真のように下向きに花を咲かせるため、できるだけ花の様子が分かるように撮影しようとカメラを低い位置に構えると、わずかの撮影時間にもかかわらず、ズボンの膝のところがすっかり濡れてしまった。
     中には花の白いシロバナツルコケモモもある。

    同じ科の仲間の花
シロバナツルコケモモ