ウラシマツツジ(浦島躑躅)

Arctostaphylos alpinus var. japonicus


ウラシマツツジ

  • 科名・属名
  • : ツツジ科 ウラシマツツジ属

  • 特徴

  •  高さ2〜5cmの落葉性の小低木。
     茎は地を這い、上部は斜上して密に葉をつける。
     葉は倒卵形で長さ2〜5cm、幅0.8〜1.6cm、表面は網目状に凹み、縁に多くの円い鋸歯がある。
     花は枝先に2〜5個つき、花冠は黄白色、壺形で長さ約5mm、先は浅く5裂する。
     果実は球形で径8〜9mm。最初緑色で赤色から黒色に熟す。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(中部地方以北)
     高山帯の砂礫地、草地

  • 花期
  • : 6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  1981年7月12日 長野県白馬岳
     花アップ 1986年6月29日 北海道夕張岳
     紅葉 1977年9月25日 長野県木曽駒ケ岳

  • 撮影記

  •  花は雪が溶けるとすぐに咲くため、夏山登山のシーズンでは、遅くまで雪の残る雪田の脇などでしか見ることができない。花も黄緑色の小さな花で、気をつけていないと見逃してしまいそうである。
     しかし、そんな場所は登山道から少しはずれていることが多く、北アルプスなどではすぐに監視員から注意される。(今はロープで仕切られているところが多いが)
     秋口になると葉は真っ赤に色づき、そのときになってこんなに沢山あったのかと気づかされることが多い。

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花アップ

紅葉