ウルップソウ(得撫草)

Lagotis glauca


ウルップソウ1

  • 科名・属名 : ウルップソウ科 ウルップソウ属
     注.APG分類ではオオバコ科(PLANTAGINACEAE)、属名以下変わらず

  • 特徴 :
     草丈15〜25cmの多年草。
     葉は互生し単葉、葉身は卵円形〜腎形、長さ5〜10cm、幅5〜13cm。先は円いかやや鈍く、基部はやや心形、縁には波状の鋸歯がある。質は肉質、表面にはツヤがある。葉柄は長さ4〜13cm。
     花は茎の先に穂状花序になり、密に小さな花をつける。花冠は青紫色、2唇形で、長さ10〜12mm。上唇は長楕円形で、先がやや浅く2裂し、長さ3〜3.5mm、幅2〜2.5mm、下唇は2深裂し、裂片は狭卵形でやや尖り、長さ約3mm。雄しべは2本、上唇の基部につき、長さは上唇の約半長、花糸は長さ0.5mm、葯は長さ約1mm。

  • 分布・生育地 :
     北海道(礼文島)、本州(白馬岳、八ヶ岳) (国外:千島列島、カムチャッカ半島、オホーツク・アリューシャン列島、アラスカ)
     高山の湿った砂礫地

  • 花期 :   7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1983年8月6日  長野県白馬岳
     中上・全体2(群落) 1981年7月11日    同  上
     中下・全体3(淡色花)    同  上
     (上、中上、中下は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花 1985年8月2日    同  上
     右下・葉 1983年8月6日    同  上

  • 撮影記 :
     夏の白馬岳に大雪渓コースから登ると、稜線手前付近の砂礫地でこの花が群生してしているのに出会う。
     白馬岳には他にも点々と見られるものの、ここ以外では八ヶ岳と礼文島にしか分布せず、しかも数は少ない。
     眩しすぎる夏空、しかも白い砂礫地の上に咲くこの花を撮るときは、露出に気をつけないと花が暗く写ってしまう。
     和名は千島列島のウルップ島で初めて見つけられのでつけられている。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ウルップソウ2(群落)

ウルップソウ3(淡色花)

花