カラタチバナ(唐橘)

Ardisia crispa


カラタチバナ1


  • 科名・属名 : ヤブコウジ科 ヤブコウジ属
     注.APG分類ではサクラソウ科(PLIMULACAEA)、学名(A. crispa var. crispa)

  • 特徴 :
     高さ20〜100cmの常緑小低木。
     茎は分枝せず、円柱状で直立する。
     葉は互生、葉身は狭卵形〜披針形、長さ8〜20cm、幅1.5〜4cm。先は次第に尖りやや鈍頭、基部は鋭形、縁には波状の鋸歯があり、歯間に腺点がある。表面は鮮緑色で光沢があり、両面とも普通無毛で、時に裏面のみ多少細かい鱗片毛がある。葉柄は長さ8〜10mm。
     花は葉腋または葉間の鱗片葉の脇に、長さ4〜7cmの花序柄を伸ばし、散形状に10個程度つける。花序柄には粒状の褐色の微毛がある。花柄は長さ約10mm。花冠は白色、径7〜8mm、5深裂し、裂片は卵形、長さ約5mm、先端は鋭頭で反り返り、外面は無毛で腺点がある。萼も5深裂し、裂片は狭長楕円形、長さ約2mm、鈍頭で無毛、多少腺点がある。雄しべは5個、葯狭卵形。雌しべは1個で花冠裂片よりやや長く、子房はほぼ球形。
     果実(核果)は球形、径6〜7mm、11月ごろ赤熟し春頃まで残る。

  • 分布・生育地 :
     本州(福島県以西)〜沖縄 (国外:中国、台湾)
     常緑樹林内

  • 花期 :   7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2022年7月7日  神奈川県鎌倉市
     中上・全体2 2002年7月6日  神奈川県中郡
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中中・花序 2022年7月7日  神奈川県鎌倉市
     中下・花    同  上
     左下・果実(核果) 2020年12月3日    同  上
     (左下は拡大写真あり、写真をクリック)
     右上・葉(表)、右下・葉(裏)    同  上

  • 撮影記 :
     20年ほど前、偶然見かけた花を撮影していたが、木の花にはさほど興味を持っていなかったため、1カットだけの撮影だった。
     その後細部の撮影をしたいと記録のある何ヶ所かを探したが見つけられなかった。
     最近、神奈川県の花仲間から県内の自生地を案内してもらい、やっと果実を撮影できた。
     今度は花と翌年に期待したが、その年は5月にもう花が咲くという極端に花期が早い年で撮影できなかった。
     1年後、今年は見逃すわけにはいかないと5月頃から訪れたが全く開花する様子を見せず、7月初め3度目の正直でやっと花に出会うことができた。

  • 葉(表)

    葉(裏)

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カラタチバナ2

花序

花

果実