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- 科名・属名 : マツ科 マツ属
- 特徴 :
高さ1〜2mの常緑低木。
主幹ははっきりせず、枝はよく分枝し、長く伸びて地を這う。樹皮は暗褐色〜黒褐色で、薄くはがれる。若枝には赤褐色の軟毛が多いが、冬には落ちる。
葉は短枝に5本束生し、葉身は針形で、長さ2.5〜5cm、幅約0.5mm。縁には微小な鋸歯が疎らにあり、横断面は三角形で、側両面に白緑色の気孔帯がある。
花は雌雄同株。雄花は新枝の株に多数つき、楕円形で紅色、雄しべに2個の葯室があり、縦に裂けて花粉を出す。雌花は新枝の先に1〜3個つき、紅紫色、らせん状に並んだ多数の雌鱗片がある。
果実(球果)は卵形〜卵状長楕円形、長さ3〜5cm、幅2〜2.5cm、初め黒紫色、後に暗緑色になり、翌年の夏〜秋にかけて熟すが、熟しても種鱗はあまり開かない。種鱗は菱形〜やや四角形で厚く、長さ約10mm、先は円い。種子は三角状倒卵形、長さ8〜10mm、翼はない。
- 分布・生育地 :
北海道〜本州(中北部、南限は南アルプス光岳) (国外:朝鮮、中国(東北部)、ロシア(千島列島、サハリン、カムチャッカ半島、東シベリア) 高山帯
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2025年7月8日 福島県吾妻山系 中1・全体2〜中3・雌花 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中4・果実、雄花 2011年7月25日 山梨県北岳 左下・果実(球果) 2018年8月4日 福島県吾妻山系 右上・葉 同 上
- 撮影記 :
花の撮影を始めた時、北・中央・南アルプスから東北、北海道の高山に登り、多くの高山植物を撮影した。
高山の尾根筋などでこの木の群生しているのを何度も目にしたにもかかわらず、撮影した中にこの木の写真は1カットもなかった。
最近になってやっと樹木の撮影に取り組み始めたが、昔と違って思い立ったらすぐ高山に登るという訳にいかなくなった。
それでも割に簡単に行ける福島県の山でやっとこの木の花や果実を撮影することができた。

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