オオシラビソ(大白檜曽)

Abies mariesii


オオシラビソ1


  • 科名・属名 : マツ科 モミ属

  • 特徴 :
     高さ20〜30mの常緑高木。
     樹形は円錐形になりり、幹は50〜90cm、樹皮は灰色〜紫色を帯びた灰白色で平滑、若枝には褐色〜赤褐色の短毛がある。
     葉は線形、長さ1.5〜2cm、幅2.5mm。先が向かって幅広くなり、先はやや凹むか円形。質はやや硬く、光沢があり、横断面は扁平、裏面には幅広い白い気孔帯がある。
     花は雌雄同株、雄花は前年枝の葉腋に1個ずつつき、多数の雄花が長楕円状の穂になり。黄色または紅色の葯がある。雌花も前年枝の葉腋につき、多数の雌鱗片からなる。
     果実(球果)は卵状楕円形〜楕円形、長さ6〜10cm、径3.5〜4.5cm、黒紫色〜濃青紫色、開花した年の秋に熟す。種鱗は扇形、長さ約15mm、幅20〜25mm、下部に金褐色の毛が密生する。苞鱗はくさび形〜さじ形、種鱗の約半分の長さで先は円く、長さ8〜9mm。種子は倒卵状くさび形で、長さ6〜10mm、翼は種子本体より長い。
     別名 アオモリトドマツ

  • 分布・生育地 :
     本州(青森県・八甲田山〜中部地方、福井県・東部二ノ峰が西限) (国外:日本固有)
     亜高山帯

  • 花期 : 6月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 2018年8月4日  福島県吾妻山系
    中上・全体2 2018年7月19日  長野県白馬岳
    中中・全体3(樹形) 2014年8月19日  岩手県早池峰山
    (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック)
    中下・雌花    同  上
    左下・果実(球果) 2018年8月4日  福島県吾妻山系
    右上・葉、右下・葉(裏)    同  上

  • 撮影記 :
     上の写真のように綺麗な円錐形なり、多雪地では枝が大きく垂れ下がっていることが多いが、森林限界付近では低木状になるこようだ。
     枝の上に黒紫色の果実(球果)を林立させている姿は絵になり、植物が目的でない登山者もカメラを向けていた。
     ただ、花の時期は目立たず、残念ながらいい状態の花の撮影がまだできていない。

  • 葉

    葉(裏)

    同じ科の仲間の花
オオシラビソ2

オオシラビソ3(樹形)

雌花(花後)

果実(球果)