ハマガラシ(浜辛子)

Coronopus wrightii


ハマガラシ

  • 科名・属名

  •  アブラナ科 カラクサナズナ属
     (マメグンバイナズナ属の考え方もある)

  • 特徴

  •  高さ10cm以下の1年草。
     茎は基部から分枝し、長さ10〜20cm。
     葉は倒披針形〜長楕円状披針形で長さ2〜4cm、幅2〜5mm。全縁または粗い鋸歯縁で、やや多肉質で先は尖る。
     花は総状花序で果実時には1.5〜2.5cmに伸びる。花弁は白色で長さ約1mmと小さい。

  • 分布・生育地

  •  九州(種子島、トカラ列島他)〜沖縄
     海岸の砂浜

  • 花期
  • : 1〜3月?

  • 撮影月日・場所

  •  2005年3月22日 沖縄県石垣島
     中・花   同 上
     下・果実 2013年3月18日 沖縄県国頭郡

  • 撮影記

  •  珊瑚のかけらの混じる石垣島の砂浜、小さな果実をたくさん付けた見知らぬ花、「ハマガラシ」というアブラナ科の植物と教えられた。
     図鑑を見ても記載すらないものが多く、やっと「琉球植物誌」にその名を見つけたが、花期もなく花のイメージもわかなかった。
     3月、ひょっとしたらと立ち寄ってみた。前回同様果実が目立つ。今度も実かとよく見ると、花穂の先端に小さな白い花弁が見えた。
     アップで見ると確かに花の形状をしているが、普通に見ただけでは咲いていることすらわからないごく小さな花だった。

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花

果実