ハナナズナ(花薺)Berteroella maximowiczii |
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草丈20〜60cmの2年草。 茎は直立し、上部で分枝する。全体に星状毛がある。 葉は倒卵形〜広披針形で長さ1.5〜3.5cm、幅0.5〜1.3cm。先は円形で、小さく尖り、基部はくさび形。 花は総状花序になり、花弁は淡紅紫色で直径約6〜8mm。 果実(長角果)は円柱形で、長さ8〜1.2cm。 九州(対馬)、本州(広島県に記録) 明るい岩礫地 2006年7月29日 長崎県対馬 上は拡大写真あり(写真をクリック) 中、下 同 上 日本では対馬だけに知られる大陸系の花。春先わずかに伸びた葉を見つけ、花時には絶対に訪れようと心に決めていた。 予定通り7月末、対馬を再訪した。現地に近づくと道路端はきれいに草刈されている。刈り残しもあるだろうと探すと、道路の法面上端や林下にやや淡紅色を帯びたこの花がいくつか咲いていた。 30度を優に超える暑い日、流れ落ちる汗で曇る眼鏡を吹き吹き撮影した。写真で見るよりも弱々しい感じの花だ。花弁も小さくて目立たないのになぜ花薺(ハナナズナ)という和名がつけられたのだろうか? 7月末という対馬の花を見るにはやや端境期に訪れたにもかかわらず、K先生夫妻やNさん夫妻のご協力で固有種のいくつかに出会え、充実した花見行になった。 同じ科の仲間の花 |
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