ハタザオガラシ(旗竿芥子)

Sisymbrium altissimum



  • 科名・属名
  • : アブラナ科 キバナハタザオ属

  • 特徴

  •  草丈20〜120cmの1年草。帰化。
     茎は直立し上部でよく分枝する。
     茎葉は長楕円形で羽状に深裂〜全裂し、下部の葉の裂片は披針形〜長楕円形で、縁に粗い鋸歯がある。上部の葉は裂片が少なく、糸状線形になる。
     花は茎の先に短い穂状花序となってつき、淡黄色〜黄白色で径約8mm、花弁は4個、倒卵形えで円頭か切形。萼片の先端に角状突起がある。
     果実(長角果)は棒状で、長さ4〜10cm、無毛で花序に圧着しない。

  • 分布・生育地

  •  帰化(ヨーロッパ原産)  市街地の荒地

  • 花期
  • : 6〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2013年10月4日  東京都八王子市
     中・花    同 上
     下左・果実、下右・葉 2013年10月6日  同 上

  • 撮影記

  •  まだ空地が点々と残る私鉄の駅近く、鉄線で囲われた空き地の中に、黄色のアブラナ科の花が咲いているのが目に入った。
     よく分枝する茎、黄色の花弁、葉は細くほぼ全裂、棒状の長角果は茎から離れているなど細部を確認して撮影した。
     間違いなく帰化種ということはわかったが、帰って色々な図鑑を調べてもピッタリする種がない。
     上部の葉は線形という記述や、生態写真の感じとも異なる気がするが、比較的特徴のよく似たこの花と同定したが自信はない。ご存知の方はお教えいただきたい。

    葉

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花

果実