イヌナズナ(犬薺)

Draba nemorosa


イヌナズナ1

  • 科名・属名
  • : アブラナ科 イヌナズナ属

  • 特徴

  •  草丈10〜30cmの2年草。
     茎は単生し、下部で分枝し、単毛と星状毛がある。
     根出葉はへら形長楕円形、茎葉は長卵形〜長楕円形で長さ1〜4cm、幅8〜15mm。縁には粗い鋸歯があり、両面に白い軟毛と星状毛がある。
     花はまばらな総状花序になり、黄色で長さ2〜3mmの花をつける。
     果実は長楕円形で平たく、長さ4〜12mm。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州  草地

  • 花期
  • : 3〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年4月22日 長野県諏訪郡
     下 1985年4月14日 栃木県塩谷郡

  • 撮影記

  •  ナズナの類はよく似ていて区別しにくいものが多いが、黄色の花を咲かせる種類は多くないので、比較的わかりやすい。
     道路端や荒地、草地などでよく見られる花で、ひょろひょろした株が多いが、栄養の多い場所に生える個体は(下の写真)、根元から多数分枝し立派な株になる。

    同じ科の仲間の花
イヌナズナ2