キレハイヌガラシ(切葉犬芥子)

Rorippa sylvestris


キレハイヌガラシ1

  • 科名・属名 : アブラナ科 イヌガラシ属

  • 特徴 :
     草丈10〜60cmの多年草。帰化。
     茎は無毛で、折れ曲がって地に付いた所から根がでる。
     葉は羽状に細裂し、裂片には細かい鋸歯がある。
     花は茎の先にまとまってつき、径4〜5mm。花弁は4個、黄色で長さ3〜5.5mm。
     果実(角果)は細い円柱形、長さ1〜1.5cm。

  • 分布・生育地 :
     帰化(ユーラシア原産) (国外:アメリカ、アジアに広く帰化)
     やや湿った場所

  • 花期 :   5〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1990年7月8日  北海道小樽市
     中上・全体1 2018年6月8日  新潟県南魚沼市
     中中・全体2 2017年7月24日  群馬県利根郡
     (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花 2018年6月8日  新潟県南魚沼市
     左下・果実、右上下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     最近は本州〜四国あたりまで帰化しているようだが、葉が大きく切れ込む特徴のあるこの花を、初めて北海道で見たときは、帰化とは知りつつも喜んだ。
     北海道は冷涼な気候であることや畜産が盛んなこともあって、牧草などに混じってきた帰化植物が多く、北海道が帰化の中心という花も多い。
     「帰化はちょっとね」といって見向きもしなかったくせに、北海道や沖縄などで見かける変わった帰化植物は熱心に撮影する。趣旨一貫しないこと甚だしい。
     長いこと撮影していなかったが、最近群馬県の山間部の池の縁で久し振りに撮影した。

  • 葉(下部)

    葉(上部)

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キレハイヌガラシ2

キレハイヌガラシ3

花

果実(角果)