ミヤマタネツケバナ(深山種漬花)

Cardamine nipponica


ミヤマタネツケバナ1

  • 科名・属名
  • : アブラナ科 タネツケバナ属

  • 特徴

  •  草丈3〜10cmの多年草。
     根茎はよく分枝し、茎は株状になる。
     葉は奇数羽状複葉で、3〜7個の小葉は長楕円形〜卵円形で長さ2〜6mm、幅1.5〜5mm。全縁。
     花は数個と少なく、短い花序となる。花弁は白色で長さ4〜6mm。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(中部地方以北)
     高山帯の流れ沿いの砂礫地、岩礫地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1979年7月20日 北海道大雪山
     アップ 1981年7月12日 長野県白馬岳

  • 撮影記

  •  沢沿いなどやや湿り気のある礫地や岩間に固まって咲いていることが多い。
     花が小さくて目立たないので、一息入れたくなる高山の沢沿いでは踏みつけられたり、お尻の下になっている花を目にすることも多い。
     目立つが故に摘み取られたり、掘り取られるという花もあれば、この花のように目立たないが故に災難に会う、生き延びていくのは難しいものだ。

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ミヤマタネツケバナ2