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- 科名・属名 : アブラナ科 ナズナ属
- 特徴 :
草丈10〜50cmの1〜2年草。
茎は直立して分枝し、全体に細かい星状毛または樹枝状毛を疎らにつけ、基部には長い単純毛が混じる。
根出葉は2年草のタイプではロゼット状で頭状羽状に全裂する。茎葉は矢じり形で基部は茎を抱く。1年草のタイプでは葉の切れ込みが浅く、茎の基部に集まる根出葉はない。
花は総状花序にまばらに花をつける。花弁は白色で卵形、長さ1.5〜3.5mm、幅1〜1.3mm。萼片は長楕円状卵形、長さ1〜2.5mm、外面に毛がある。
果実(短角果)は倒三角形で長さ5〜8mm。果柄は開出する。
別名 ペンペングサ
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:世界の北半球に広く) 道端、畑
- 花期 : 3〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年4月3日 東京都八王子市 中上・全体2 2005年3月6日 東京都日野市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2018年4月8日 東京都稲城市 左下・短角果、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
春早くから咲き、よく目に留まる花の代表である。
ペンペン草の別名があるように、倒三角形の果実(短角果)の形が三味線のバチに似ていることから和名が付けられている。
1年草タイプと2年草(越年草)タイプがあり、葉の形に違いがあるようだが、十分観察できていない。写真の葉は1年草のタイプののようだ。
こういう当たり前の花ほどつい見逃しがちになり、花や果実などは大分後に撮影することになった。
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