ショカツサイ(諸葛菜)

Orychophragmus violaceus


ショカッサイ1

  • 科名・属名 : アブラナ科 ショカツサイ属

  • 特徴 :
     草丈30〜80cmの2年(越年)草。逸出帰化。
     茎は上部で分枝し、全体無毛。
     根生葉と下部の葉は羽状に深裂し、上部の葉は互生し、長楕円形で縁に不揃いの鋸歯がある。葉の基部は耳状になって茎を抱く。
     花は枝先に総状につき、淡紫色〜赤紫色で径2〜3cm。
     果実(長角果)は長さ10cm、開出斜上し、4稜が目立つ。
     花の白いものがあり(右下の写真)、
     シロバナショカツサイ(仮称)(学名未定)という。
     別名 オオアラセイトウ、ハナダイコン

  • 分布・生育地 :
     帰化(中国原産)(ほぼ全国的に帰化) (国外:世界各地に帰化)
     道端、堤防、荒地など

  • 花期 :   3〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2007年3月31日  東京都日野市
     中上・全体2 2007年4月1日  群馬県藤岡市
     中中・全体3(群落) 2021年4月3日  神奈川県川崎市
     (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花 2020年3月19日  東京都八王子市
     左下・果実 2018年5月19日    同  上
     右上・葉 2020年3月28日  神奈川県川崎市
     右下・シロバナ 2015年4月21日  群馬県藤岡市

  • 撮影記 :
     ハナダイコン、オオアラセイトウなどいくつもの名前をもつ中国からの帰化種で、春先、線路脇の土手、道路際、河川敷など、至るところで逸出した紅紫色の花を見かける。
     こんなよく見かける花であるが以外に撮影したことは少なく、花や葉などの細部はやっと後日撮影した。
     帰化植物には冷たい扱いをしていると思うが、好きこのんで日本に来たわけでもないのに、異国の地でがんばって生きていると、好意的に見てあげるべきなんだろうか。

  • 葉

    シロバナショカツサイ(仮称)

    同じ科の仲間の花
ショカツサイ2

ショカツサイ3(群落)

花

果実