シロイヌナズナ(白犬薺)

Arabidopsis thaliana


シロイヌナズナ

  • 科名・属名
  • : アブラナ科 シロイヌナズナ属

  • 特徴

  •  草丈10〜40cmの1、2年草。帰化。
     枝は茎葉の葉腋から出て、下部は単純毛や2分枝毛、星状毛が密生する。
     根出葉はロゼット状になり、狭披針形〜長楕円形、先は鈍頭で全縁またははっきりしない歯牙がある。茎葉は少なく、狭披針形〜線形で、長さ約1.5cm。
     花は枝の先に密集し、花弁は倒卵形、白色で長さ約3mm。
     果実は長角果で長さ1〜1.5cm。

  • 分布・生育地

  •  帰化(ユーラシア、北アメリカ原産)
     路傍、荒地、海岸

  • 花期
  • : 3〜5月(暖地では1年中)

  • 撮影月日・場所

  •  2007年4月14日 東京都千代田区
     中・花  同 上
     下・葉 2007年4月8日  同 上

  • 撮影記

  •  アブラナ科は帰化種の多い科である。「神奈川県植物誌2001」をみても、数多くのアブラナ科の帰化種が記載されている。
     この花もその一つで、葉が根元に集まってつくのが特徴で、神奈川県のダムの近くでいっぱい咲いているのを見たが、帰化種ということでパスしていたのだ。
     HPを科別にアップしているので外すわけにもいかず、都内の植え込みの間に群生している花を撮影した。
     ロゼット状の葉が印象的だ。

    同じ科の仲間の花
花アップ

根出葉