タカチホガラシ(高千穂辛子)

Cardamine kiusiana


タカチホガラシ

  • 科名・属名
  • : アブラナ科 タネツケバナ属

  • 特徴

  •  草丈15〜40cmの多年草。
     茎は直立しほぼ無毛。
     葉は奇数羽状複葉で、しょうは3〜5対、頂小葉と側小葉の大きさはほとんど同じ。小葉の葉柄は明瞭。
     花はややまばらな総状花序となり、白色で径8〜10mm。
     長角果は線形で無毛。

  • 分布・生育地

  •  九州(南部)、四国(徳島県)
     沢沿いの湿った林下、水辺

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2011年5月9日 徳島県三好市
     中・花   同 上
     下、左右 2010年7月3日 徳島県剣山

  • 撮影記

  •  5月、この花を探しに徳島県の奥深い山に出かけたが、少し時期が早かったこともあって花は咲いていなかった。
     その年の7月、標高の高い別の山の沢沿いで、特徴ある葉を見つけた。小葉の大きさがどれもほとんど変わらず、小葉柄があるのですぐにわかったが、花はみすぼらしい残花だった。
     翌年、他の花のついでに再チャレンジしたが、予想通りこの花の時期には少し早く、やっと1株だけ水の滴る岩壁に咲いていただけだった。

    果実(長角果)

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花

葉