ワサビ(山葵)

Eutrema japonicum


ワサビ1

  • 科名・属名
  • : アブラナ科 ワサビ属

  • 特徴

  •  草丈20〜40cmの多年草。
     根茎は太い円柱形で多くの節がある。茎は直立する。
     根出葉は数個束生し、円形で径6〜12cm。基部は心形で縁に波状の鋸歯があり、表面に光沢がある。
     花は総状花序にややまばらにつく。花弁は白色で4個、長さ約6mm。基部は爪状になる。
     果実(長角果)は数珠状にくびれる。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州 深山の清流

  • 花期
  • : 3〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2002年4月13日 福井県三方郡
     下 2005年4月16日 長野県諏訪郡

  • 撮影記

  •  刺身には欠かせないワサビ、静岡や長野などの水のきれいな谷あいで栽培されていることはよく知られている。
     野生のワサビも栽培種同様、水のきれいな谷沿いで見かけることが多い。残念ながら実際に使えるような太い根を持った株にはなっていない。
     根が有名であるが、長野県などの産地では、花の付いた花茎を山菜として食べている。茹でて食べるとピリッとした辛味があり、野趣を感じさせる一品である。

    同じ科の仲間の花
ワサビ2