|
- 科名・属名 : アブラナ科 ワサビ属
- 特徴 :
草丈20〜30cmの多年草。
根茎は細くて短い。茎は細く地を這い、先が斜上する。
根生葉は卵円形〜腎円形で径2〜5cm。長い柄があり、縁には波状の鋸歯がある。茎葉は小型で互生する。
花は茎頂に総状花序をつける。花弁は白色、径約1cm。
果実(長角果)は開出するか下を向き、長さ1〜1.5cm。
- 分布・生育地 :
本州(岩手県以南)〜九州 (国外:日本固有) 山地の渓流のほとりや礫地
- 花期 : 3〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1996年4月21日 岐阜県山県郡 中・全体2 2015年4月3日 東京都高尾山 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 同 上 右下・葉 2022年3月30日 東京都八王子市
- 撮影記 :
春先、山の谷沿いや湿った林下などで小さな白い花を咲かせているのをよく目にする。
ワサビの名はつくものの、ワサビの代用ができるような薬効はないようだ。
柔らかな円みのある葉が、なんとなくユーモラスな感じの花である。
和名の由来は冬に葉柄の基部が枯れて残り、その形がユリの鱗茎のように見えるところからつけられたそうだ。
同じ科の仲間の花
|