カラフトアカバナ(樺太赤花)

Epilobium ciliatum


カラフトアカバナ

  • 科名・属名
  • : アカバナ科 アカバナ属

  • 特徴

  •  草丈35〜90cmの多年草。
     茎は直立して上部でよく分枝し、稜があり屈毛がある。
     葉は対生し、線状披針形〜長楕円状披針形で、長さ4〜12cm、幅1.5〜3cm。無毛で縁には細かい歯牙がある。
     花は白色〜紅紫色で、花弁は長さ3.5〜7mm。先は2浅裂する。柱頭は根棒状
     刮ハは長さ4〜7cmで、屈毛と腺毛があるが変化が多い。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(中部地方以北)
     山地のやや湿った場所

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2009年8月21日 北海道札幌市
     中・花   同 上
     下・茎   同 上

  • 撮影記

  •  アカバナの仲間はどれも似た感じで、柱頭の形や茎の毛の有無などで分けられている。このため、全体を生態写真風に撮影しただけだとその辺がはっきりわからず、同定のできずに未撮影種としている花がいくつかあった。
     北海道はアカバナの種類が多く、今回の撮影行でも何かしら会えるのではと、しっかり下調べをしておいた。
     歩き始めるとすぐにアカバナの仲間が出てきた。柱頭はこん棒状、茎は稜があり屈毛が密に生えている。この花の特徴に間違いない。特徴である茎の毛の様子も中間リングを入れて接写したが、シャープには撮れなかった。
     白花、茎の毛の少ないもの、葉の細いものなど違いが大きかった。

    同じ科の仲間の花
花

茎