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- 科名・属名 : アカバナ科 マツヨイグサ属
- 特徴 :
草丈20〜60cmの2年草。帰化。
茎はよく分枝して、斜上するか地を這い、開出毛が多い。
葉は倒披針形〜長楕円形で、長さ2〜10cm、幅0.4〜3.5cm。下部の葉は羽状に裂け、上部の葉の縁は波打つ。葉柄は根出葉を除き無柄。
花は葉腋に1個ずつつき、径1〜2.5cm、花弁は倒心形で長さ0.5〜2cm、淡黄色で萎れると黄赤色になる。萼筒は長さ1.2〜3.5cm、裂片は線状披針形で下方に反曲し、外面に毛が多い。
果実(刮ハ)は円柱形で長さ2〜3cm、上向きの短毛が多く、時に多少曲がる。
- 分布・生育地 :
帰化(北アメリカ原産) (国外:世界の温帯、亜熱帯域に広く帰化) 本州(関東地方以西)〜沖縄 海岸、河原、空地の乾いた砂地
- 花期 : 4〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2005年11月13日 山口県豊浦郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花序 同 上 左下・花 2018年4月19日 鹿児島県島嶼 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
海岸の砂浜や河原などで這うようにして茎を伸ばし、小さめの黄色い花を咲かせる。
マツヨイグサの仲間はよく似ているが、葉が裂けるのはこの花しかないので、花が小さく葉の裂けたマツヨイグサを見かけたら本種と思っていい。
北アメリカ原産で本州〜沖縄にかけて帰化しているが、世界でも温帯、亜熱帯域に広く帰化しているようだ。
よく見かける花なのに冷遇してきたこともあって意外といい写真が少なかった。
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