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- 科名・属名 : アカバナ科 マツヨイグサ属
- 特徴 :
草丈30〜100cmの多年草。逸出帰化。
茎は直立し、赤みを帯びることが多い。
葉は互生、葉身は線状披針形で、長さ5〜13cm。中脈は白く、縁に粗い鋸歯がある。
花は上部の葉腋に少数つき、径3〜5cm、花弁は広披針形、黄色で、長さ1.5〜2.5cm。先は凹形、普通基部に赤い斑が1個あり、萎むと赤橙色になる。萼筒は長さ2〜4.5cm、裂片は緑色で時に赤みを帯び、開花時には反曲して下を向く。
果実(刮ハ)は円柱形で先が少し太くなり、長さ2〜4cm、まばらに毛がある。種子は紡錘形、長さ約1.5mm。
- 分布・生育地 :
逸出帰化(チリ、アルゼンチン原産)(本州〜九州に帰化) (国外:アフリカ、大洋州にも帰化) 海岸、河原、荒地
- 花期 : 5〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2002年4月28日 滋賀県野洲郡年 中上・全体2 2023年10月26日 東京都八王子市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花、以下全て 同 上
- 撮影記 :
夜から朝にかけて花を咲かせるので、私たちが普通の時間帯で見るときは赤くなっているか、萎みかけのときが多い。花の終わった後萎んだ花弁が赤くなるのは本種だけの特徴なのでわかりやすい。
上の写真はGWに訪れた琵琶湖畔の道路際の空地に群生していたもので、草丈も低くこの時期に咲くのは別の帰化種かも知れない思い、普段なら黙って通り過ぎるところを珍しく1カットだけ撮影した。
図鑑を調べると、夏の花というイメージのあるこの花であるが、春からも咲いているようでがっかりした。
その後なかなか撮影する機会がなかったが、八王子市で道路の分離帯に咲いているのを見つけ、今度は細部もしっかり撮影した。
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