ミヤマアカバナ(深山赤花)

Epilobium hornemannii


ミヤマアカバナ

  • 科名・属名
  • : アカバナ科 アカバナ属

  • 特徴

  •  草丈5〜25cmの多年草。
     茎は単生するか、株状になり、2列の白い曲がった毛がある。
     葉は長楕円形〜卵形で、長さ1〜4cm。やや光沢があり、縁に細かい突起状の鋸歯がある。
     花は淡紅色で、花弁は長さ約4mm、先は浅く2裂する。柱頭はこん棒状。
     刮ハは長さ2〜6cm、果柄は1〜2cm、腺毛が密生する。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(中部地方以北)
     亜高山〜高山帯の湿地や沢沿い

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1979年7月18日 北海道大雪山

  • 撮影記

  •  花の撮影を始めて間もない頃出かけた大雪山は、見る花全てが目新しく、何でも撮りまくった。
     多くの花に出会えたものの、この花のように茎や葉の毛など細部が同定に必要な点は確認する余裕がなかった。
     葉や鋸歯の形や、刮ハの腺毛をルーペで確認し本種としたが、茎に稜がある(カラフトアカバナの特徴)ような気がし、自信はない。
     これからは、特徴が明確となる写真も撮っていきたい。

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