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- 科名・属名 : アカザ科 アッケシソウ属
APG分類ではヒユ科(AMARANTHACEAE)
- 特徴 :
草丈10〜35cmの1年草。
茎は直立するか斜上し、節が多く、多数分枝する。
枝は対生し、緑色であるが、秋には紅葉する。葉は鱗片状に退化している。
花は茎の上部に3個ずつつき、中央の花は両性花で他の2つの雄花より高い。花被片は花後膨れて胞果を包む。
- 分布・生育地 :
北海道、本州(宮城県)、四国 海岸の湿地
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
1984年9月24日 北海道網走市 下・群落 同 上 下は拡大写真あり(写真をクリック)
- 撮影記 :
9月も半ばを過ぎると、北海道の花はキク科など限られたものが中心になり、大雪山からは紅葉の便りが聞かれる時期になる。
紅葉は海に面した湖にも訪れ、写真はこの花の群生地で有名な北海道東部の能取湖の紅葉である。
夏の間は、緑色で葉腋に小さな花をつけるこの植物が注目されることはないが、秋になり紅く色付き始めると、ここも一大観光地に変貌する。
どういうわけか瀬戸内海の塩田地帯に飛び離れて分布し、北海道から持ち込まれたものとされていた。最近の研究では、2つの遺伝子系列は別物であることが判明し、瀬戸内に生えるものは北海道から運ばれてきたのではないようだ。
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