ホコガタアカザ(鉾形藜)

Atriplex prostrata


ホコガタアカザ

  • 科名・属名
  • : アカザ科 ハマアカザ属

  • 特徴

  •  草丈20〜60cmの1年草。帰化。
     葉は、下部では対生、上部では互生し、三角形で基部はほこ形に張り出し、長さ2〜7cm。若い葉は白い球状の微突起で覆われる。
     花は穂状花序になり、雌雄の小花が混在してつく。雄花は5個の緑色の花被片と雄しべからなり、雌花は1個の雌しべが2個の苞葉に包まれる。

  • 分布・生育地

  •  帰化(ヨーロッパ原産)  海岸

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年8月17日 神奈川県三浦半島
     下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  旧盆を過ぎたある1日、天候も午後から雨の予報、これなら海水浴客は少ないだろうと、三浦半島に海浜植物の撮影に出かけた。
     首都圏近郊の海水浴場は、海が混むだけでない。そこに至る道路の渋滞は想像以上のものがある。撮影に出かけても、オーバーに言えば、車に乗っている時間の方が長く感じることさえある。
     今日は予想通りスムーズにつき、目的の花もすぐに見つかり、天候と競争するように撮影した。
     目的を達成しあたりを見回すと、花穂をあげはじめたばかりのこの花が目に入った。和名の通りホコ形の三角形の葉が特徴で、やっとまともに撮影した。

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葉