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 科名・属名 : アカザ科 オカヒジキ属
 特徴 :草丈10〜40cmの1年草。
 茎はよく分枝して広がる。
 葉は肉質、円柱状で長さ1〜3cm。先端は尖る。
 花は葉腋に普通1個ずつつき、基部に2個の小苞がある。萼裂片は5個で花後広がって内側に曲がり、果実(胞果)を包む。
 果実(胞果)は倒円錐形、径約2mm。
 分布・生育地 :日本全土  海岸の砂地
 花期 :  7〜10月
 撮影月日・場所 :2007年6月24日  神奈川県三浦半島
 中・花    同  上
 下左・果実 2014年8月29日  石川県羽咋市
 右下・葉    同  上
 撮影記 :春先山菜の一つとして店頭に並んでいるこの植物を目にしたことがあるだろう。海草のひじきの名をつけられているように、尖った線状の葉が集まったようなこの植物、湯がいて食べると癖がなくておいしい。
 販売されているものは栽培品であるが、海岸の砂浜にはこの植物が自生している。食べる習慣のある地域では採取されるのだろうが、習慣のない地域では葉先にある短い刺が痛いだけの邪魔者だ。
 三浦半島の砂浜では、人に踏みつけられ可哀相な状態であったが、それでもしっかり花を咲かせていた。
 中の写真で黄色で花弁のように見えるのは雄しべである。
  
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