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- 科名・属名 : アカザ科 マツナ属
注.APG分類では、ヒユ科(AMARANTHACEAE)
- 特徴 :
草丈15〜50cmの1年草。
茎は直立し、下部で分枝する。
葉は多肉で根棒状、長さ5〜35mm、幅2〜2.5mm。先は円いか鈍形、始め緑色で後に赤紫色に変わる。
花は上部の葉腋に雄花と雌花が混じって2〜10個つく。萼は5深裂し、裂片は卵状円形、肉質で果期には径約4mmとなる。
種子は扁球形、黒色で径1.5〜2mm。
- 分布・生育地 :
九州(北部)(国外:朝鮮、」中国(東北部) 海岸の砂地
- 花期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
2015年11月1日 佐賀県佐賀市 中・群落、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
花の時はほとんど目立たないが、秋も深まってくると赤色から紫色に紅葉して美しくなり、この色の変化が七面鳥のようだということで和名がつけられている。
しかも、単生するより群生することが多いことからよく目立つ。
以前は北九州に点々と自生地が知られていたが、海岸の開発や島原湾のように堰堤ができたことから絶滅した所が多く、現在この植物が確実に見られるのは、有明海に面した佐賀市の海岸だけである。
現地を訪れたのは11月の初め、ちょうど紅葉の盛り、「シチメンソウ祭り」が開催されていて、多くの人で賑わっていた。
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