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- 科名・属名 : アオイ科 フヨウ属
- 特徴 :
高さ1〜3mの落葉低木。
よく枝分かれし、若枝、葉の裏面、苞、萼などに黄色を帯びた灰色の星状毛が密生する。
葉は互生し、円形〜広卵形で長さ4〜7cm、幅3〜6cm。質はやや厚く、基部は浅い心形または円形、縁に細かな鋸歯がある。葉柄は長さ1〜2cm。托葉は三角状卵形、長さ約1cm。
花は枝先や上部の葉腋に1〜2個つき、径4〜5cm。黄色の5個の花弁はらせん状に並び、基部は暗赤色。
果実(刮ハ)は卵形で長さ2.8〜3.5cm。
- 分布・生育地 :
本州(関東南部)〜九州(奄美大島まで) (国外:韓国(済州島)、中国(東部)) 海岸の砂泥地
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2006年7月29日 長崎県対馬 中上・全体2 2019年7月24日 神奈川県足柄下郡 中中・全体3 同 上 (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 2006年7月29日 長崎県対馬 左下・花2 2019年7月24日 神奈川県足柄下郡 右上・葉(表)、以下全て 同 上
- 撮影記 :
ハマボウと名前につく木本は何種類かあるが、この花が最も北にまで分布し、関東地方でも神奈川県の海岸などで自生の花が見られる。
また、海岸近くに生えるこの仲間でも最も海に近い砂泥地に生え、満潮時には海水につかっている状態を見ることもある。
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