リュウキュウトロロアオイ(琉球黄蜀葵)

Abelmoschus moschatus


リュウキュウトロロアオイ

  • 科名・属名 : アオイ科 トロロアオイ属
     注.APG分類では、学名(var. moschatus)

  • 特徴 :
     草丈1m程度の1年草。帰化。
     茎は直立して分枝し、全体に粗い毛がある。
     葉は円状卵形〜卵形で、長さ6〜15cm。長い柄があり、様々な形に分岐し、普通裂片は3〜5個で、幅広く鋸歯がある。
     花は葉腋につき、径10cmと大きい。花冠は黄色で、基部は紫色。
     果実(刮ハ)は長楕円状卵円形で、長さ5〜7cm。種子は麝香の香りがある。

  • 分布・生育地 :
     栽培逸出帰化(東南アジア原産)(九州(トカラ列島)〜沖縄、小笠原に帰化) (国外:アジア〜オセアニアの熱帯域)
     畑の縁、荒地、道路脇

  • 花期 :   1年中?

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2005年6月10日  沖縄県石垣島
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花 2015年10月5日  沖縄県中頭郡
     左下・果実 2019年5月10日  沖縄県西表島
     右下・葉 2015年10月5日  沖縄県中頭郡

  • 撮影記 :
     沖縄では、畑の隅や、道路際などで群生することなく、ポツンと生えていることが多い。
     元々は栽培種で、それが逸出帰化したものと言われているが、生えている場所を見ると納得できる。
     野菜として栽培されているオクラによく似た花で、草丈も高く花も大きいことから、遠くからでもよく目立つ。

  • 葉

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花

果実