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 科名・属名 : アオイ科 フヨウ属
 特徴 :高さ2〜4mの落葉または半常緑の小高木。
 若枝、葉、葉柄には星状毛が密生する。
 葉は枝の上部に多くつき、五角状円形〜広卵形で、長さ幅とも7〜11cm。普通上方で3浅裂し、裂片は三角形。
 花は白色〜淡紅色の5弁花で、花弁はさじ形〜広倒卵形で、長さ3.5〜5cm、幅2.5〜3cm。
 果実(刮ハ)は卵形で、径1.7から2.2cm。開出する長毛と星状毛が密生する。
 分布・生育地 :九州(福江島、甑島以南)〜沖縄 (国外:日本固有)
 道端、伐採後地
 花期 :  9〜1月
 撮影月日・場所 :上・全体1 1997年10月26日  鹿児島県奄美大島
 中1・全体2 2015年10月8日  沖縄県国頭郡
 (上、中1は拡大写真あり、写真をクリック)
 中2・白色花 2011年12月12日  沖縄県西表島
 中3・紅色花 2015年10月8日  沖縄県国頭郡
 中4・果実1 2018年1月15日    同  上
 左下・果実2    同  上
 右下・葉 2015年10月8日  沖縄県国頭郡
 撮影記 :沖縄方面に出かけると、冬でもハイビスカスやブーゲンビリアは年中咲いていて南国気分にさせてくれるが、いずれも他所から持ち込まれた外来種である。
 同じ秋から冬にかけて少し街を離れると、道端に白いフヨウ(芙蓉)の花が咲いているのが目に入るだろう。
 道端に多いからといって外来種ではなく、れっきとした日本固有の自生種で、大きな花とふんわりした雰囲気で旅路を楽しませてくれる。
 日本を感じさせる柔らかな色でもっとPRしてもいいのではないかと思うが、ハイビスカスなどの原色に近い花とは異なり、南国の花のイメージにはやや物足らないかもしれない。
 白色が多いが淡紅色を帯びる花やかなり濃色の花もあり、目を楽しませてくれる。
  
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