ゼニバアオイ(銭葉葵)

Malva neglecta


ゼニバアオイ1


  • 科名・属名 : アオイ科 ゼニアオイ属

  • 特徴 :
     草丈30〜60cmの2年草。逸出帰化。
     地に伏して広がり、茎は叢生する。
     葉は円形〜腎臓形で長さ、幅とも3〜5cm。縁は浅く5〜7裂する。先は円く、基部は深い心形。表面にまばらに短毛がある。葉柄は長さ3〜5cm。
     花は葉柄から伸びた花柄の先につき、径約1.5cm。花弁は5個、白色でややピンクのかげりがあり、倒心形で先は浅く凹む。萼は5裂し、裂片は3角形、長さ3〜5mmで花弁の半分程度の長さ。萼の基部に線形の小苞が3個ある。雄しべは柱状に集まり、雌しべを取り囲む。
     果実は扁平で径約6mm、12〜15個の分果が輪状に並ぶ。分果の背面には毛が密にあり、網状の脈は不明瞭。種子は腎形で黒褐色、径約2mm。

  • 分布・生育地 :
     逸出帰化(ユーラシア大陸原産)(日本全土に帰化)
     道端、空き地、土手

  • 花期 :   6〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1990年7月8日  北海道小樽市
     中・全体2 2022年5月23日  神奈川県川崎市
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花、右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     小樽の海岸近くで道路わきに咲いていた白い花、一見して帰化植物とわかった。
     最近でこそ帰化植物も庭や栽培されていない限り撮影しているが、その頃は帰化というだけでおざなりに撮影していた。
     花はピンクを帯びた白色で、その後東京や神奈川でも見かけ、全国的に帰化しているようである。

  • 葉

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ゼニバアオイ2

花