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- 科名・属名 : アリノトウグサ科 フサモ属
- 特徴 :
草丈30〜150(-30)cmの多年草。
茎は細長く伸び、枝分かれする。
水中葉は常緑、4個が輪生し、卵形で長さ1〜3cm、幅1〜1.8cm。羽状に深裂し、裂片は糸状で密に12〜20対つく。水上葉はごく小さく、全縁で苞状。
花は水面から長さ3〜8cmの穂状花序を突き出して直立し、茎頂につく。花序は上部に雄花、下部に雌花をつけ、雄花は先に開き、花弁は4個、淡紅色、楕円形で長さ1.5〜2.5mm、膜質で開花とともに落ちる。雄花の雄しべは8個、雌花の萼筒は長さ0.5〜1mm、裂片はごく小さいか無い。
果実(石果)は4分果となり、分果は長楕円形、長さ1.7〜2.5mm、背面は褐色。
別名 キンギョモ
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:北半球の温帯〜亜熱帯に広く分布) 湖や沼
- 花期 : 5〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2008年10月19日 静岡県静岡市 中・全体2、下・花 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
秋の花の撮影に訪れた静岡市の湿地、他所では見られなくなったタデ科の花が多く生えていた。
湿地といっても足元がぬかるむような場所はほとんどなく、持っていった長靴が邪魔になるほどだったが、池の中で咲いていたこの花の撮影時にやっと役立った。
別名キンギョモ(金魚藻)と呼ばれ、日本全土の池や沼の水中に分布している。
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